残間さんは実際に東日本大震災を経験されておられますので、その一つづつのお話には迫力があり、かつ、極めて説得力もありましたので、参加者の方々の心に強く訴えたものがあったと思います。お話の内容は、私たちも数多くの報道などで見ておりました災害時の状況も含めた、当時現場にいた方でなければ分からない看護師としての視点からのお話しと、それに伴って滅菌・消毒がどうなるのかと言うことまで幅広くお話しいただきました。私自身、今回のお話を拝聴して、改めて深く思い知らされたことはライフラインが途絶えると、感染管理はもとより、滅菌・消毒業務に問題が生じ、日常何気なく行っていることすらもできなくなることを今更ながらに思い知らされました。私自身“阪神・淡路大震災”を経験していますので、災害時の対応は日頃から気にかけていたつもりでしたが、日常的な準備には怠りのないようにしなければならないなと改めて思い知らされた講演でした。