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平成30年11月10日(土) 大阪国際会議場
 
     
  「講 演 1」
(一社)日本医療機器工業会・UDI委員会委員長,株式会社エムエス 村田 昭夫 先生
「鋼製器具2次元シンボル刻印により生まれる効果」として、
① 同一製品の修理内容、回数を把握することで製品寿命の情報共有をすることが可能になったこと
② 同一箇所の繰り返し修理の原因を特定し品質改善につなげることが可能になったこと
③ 総合的な修理品質による経費削減ができること
④ 医療機関で2次元シンボルを活用することにより、使用回数を延ばし経費削減や患者安全につながること を講演していただきました。
 
     
 
 
 
 
 
「講 演 2」
ビー・ブラウンエースクラップ株式会社 ゼネラルサージェリー事業部 赤埴 大 先生
「手術用鋼製器具DPM管理による安全性・品質保証の重要性」として、
DPM管理と日々の鋼製器具の点検・メンテナンスにより壊れるまで使用する習慣化から脱却し、品質改善に向けた修理を含む履歴管理や鋼製器具セット組み数、単包数の最適化へ向けたデータ収集が可能となることを講演いただきました。
 
 
 
「トピックス」
NPO法人 Reジョブ大阪 理事 矢木脳神経外科病院 言語聴覚士 西村紀子先生より
「面で支える看護師と点で関わる言語聴覚士 〜高次脳機能障害者と家族に対するそれぞれの役割〜」として講演をいただきました。

高次脳機能障害は、診断が付いていない人が多く、退院後に社会生活に軋轢を生じるケースがあるそうです。医療者は患者さんの障害を見落とさないことが求められ、その中でも看護師は患者の生活全般に関わるため、看護師が気付き、医師へ伝えることが大切とのことです。患者さんやその家族は障害の影響で社会との軋轢が生じていると解ることで救われるとのことでした。先生は最後に、患者さんや家族は何をどうしていいのか解らないので「あなたは一人ではないですよ。」と伝え、患者さんと家族が医療を頼れるような状態にしていきたいと仰っていました。
 
 
 
「講 演 3」
一企業の教育施設から見た洗浄・滅菌に纏わる教育の過去・現在・未来
城之内幸宏 先生
「一企業の教育施設から見た洗浄・滅菌に纏わる教育の過去・現在・未来」として、30年間の中材業務の変遷の紹介とこれから目指すところについて講演いただきました。中材業務に纏わる動向、世界的情勢、各種洗浄・滅菌法などの情報収集を継続的に行い、精査し、正しい知識を持って業務に就くことが必要だと感じました。
 
 
「特別講演」
特定非営利活動法人日本感染管理支援協会 理事長  土井英史 先生

土井英史先生より、「この時期に気をつけたい感染症とその対策〜あなたが感染源とならない為に〜」として講演をいただきました。感染対策を実施する時にどのような点に注意して実施していくのか具体的に示していただき、大変理解しやすい内容で、会場からも「わかりやすかった。」「具体的な所で注意していきたい。」という声がありました。
 
 
     
     
  以上