2011年9月10日(土)開催 和歌山基礎講座

基礎講座 IN和歌山

 皆さんこんにちは!ホームページの記事をいつも読んでいただいている方々ありがとうございます。今回は、私、会長の土井英史が記事を担当させていただきます。
 もう9月も半ばと言うのに何だかまだ暑いですね。しかも、雨も異常な量が降って、もう昔の四季折々の日本ではなく、もしかしたら亜熱帯地域へと変わりつつあるのでしょうかね?と思えば、雨の降り方は“スコール”のような感じです。今回の大雨の為に被害にあわれた皆様にお見舞い申し上げます。
 さて、研究会では、いつも多くの地域から参加者がお集まりになりますが『大阪は色々なところからでも近い!』と言っても、そうではない地域もあります(分かるようで分からない表現ですいません)。そこで、今回、基礎講座を和歌山で“初めて”開催しました。研究会会員の方々にも和歌山の方々もいますので、その方々が大阪にまで出向かないでも教育を受けられるように研究会として考えてみました。いかがでしょうか?なかなか粋でしょ!また、役員にも和歌山でご尽力していただいている方々いますので、これで地域の方々と役員ともつながり、とても良い関係が気づけるものと期待しています。やっぱり大切なのは地域のネットワークとコミュニケーションですよね。
 そこで今回は、大変無理を聞いてもらいまして役員である神保昌世さんがお勤めの“橋本市民病院”で開催させていただきました。

とても綺麗な素敵な病院で何よりも景観が抜群です。実は、私。過去に一度この病院に感染対策の講演に来たことがあり、帰り際に見た“満天の星空”に感動したのを今でも覚えています。
今回はその満天の星空の写真はありませんが、昼の素晴らしい景観をご覧あれ!

病院の中のギャラリー(?)も素敵ですよね。残念ながら私には“絵心がない”ことで本当の素晴らしさが分かりませんが…

今回は、和歌山“初”開催にも関わらず合計75名、企業展示6社お集まりいただきまして、研究会としては嬉しい限りですが来年大丈夫かなぁと逆に心配になるくらいの盛況ぶりでしたね。昨今の滅菌の重要性の認識が上がってきているのだと、むしろこちらが再認識しましたね。参加された皆様、ご協力いただきました企業の皆様ありがとうございました。

いつまでたってもこの研究会の良いところは“手作りの会”というところでしょうか。したがいまして、受付は役員自ら行います(受付嬢は綺麗どころが担当しています!?)
 さて、今回和歌山初開催ですので、最初の挨拶は和歌山の役員であり誠佑記念病院の玉置治美さんにしていただきました。玉置さんは実は誠佑記念病院の看護部長なんですが、この研究会に昔からご尽力された方であり、中材でご苦労されたことや和歌山初開催の“思いの丈”をお話になっていまして、参加者の方々に十分に伝わった素晴らしいご挨拶でした(なのに、写真がピンボケですいません)

基礎講座の内容は前回や前々回のホームページの記事をご覧いただけますと分かりますので記載しませんが、担当者と講義内容だけ羅列します。しかしながら、講師の皆さんどんどんお話がうまくなってとても素晴らしいです(ちょっと“上から目線”すいません)講師の皆さんご苦労様でした。
・中材材料室での感染の予防と制御、除染
 医療法人永広会 島田病院 感染管理認定看護師 山本典孝さん


・各種洗浄方法 天理よろづ相談所病院 感染管理認定看護師 北島政幸さん


・手術器械・器具のメインテナンス
 りんくう総合医療センター市立泉佐野病院 感染管理認定看護師 大野博美さん


・各種包装
 橋本市民病院 感染管理認定看護師 神保昌世さん


・各種滅菌法
 済生会滋賀県病院 感染管理認定看護師 河野奈美子さん


・滅菌の問題点、保管管理は私が担当しました。いつもどおり楽しく学ぶことをモットーとしていますので、参加者の皆様、爆笑の渦に巻き込まれたでしょ!

参加者の皆様の眼差し。すごく熱心さが“ビシビシ”伝わってきますよね。

休憩時間には、質問のある方々が講師の方々へ質問に来ていましたよ。積極的で素晴らしい限りです。

展示もいつもながら賑わいを見せていました。



大阪の中材業務及び滅菌技法研究会では、特定非営利活動法人日本感染管理支援協会で翻訳・販売していますIAHCSMMのテキストに沿って基礎講座を行っていますが(もちろん以前のASHCSPのテキストでも参加可能です)この日もたくさん本をご購入いただきましてありがとうございました。この本お世辞抜きで本当に良い本ですから、是非お買い求めください。研究会ホームページからでもご購入可能です。と、言うことは、全国どこからでもお買い求めできると言うことですね。良いシステムです!

基礎講座は、終日受講していただけますと“修了証”をお出ししております。一昔前なら修了証のなす意味は『自分はこんな勉強をしたんだ』という自己満足(でも、素晴らしいのですが…)にしかすぎなかったのですが、今や修了証のなす意味は大きなものがありますよね。例えば、病院機能評価をお受けになる時に、中材での教育のことを問われますが、その時にこの修了証を示せばよいわけですし、医療監査などでもどのような教育を受けているのかを問われた時にお使いになれば良いです。そして、何より病院側へ示してくださいね。本来は査定の対象になるべきものですからね。参加された方々、自己PRにも十分にお使いくださいよ。それだけ努力しているんですから…
 と言うことでこの日は終了しました。この盛り上がりを見れば是非来年も和歌山で開催しなければならないかと私は心に強く思いましたね。そして、色々な方々と触れ合えることは素晴らしいことですよね。
 次回基礎講座は大阪開催で12月3日(土)となります。1回お受けになった方々は大変申し訳ないですがご遠慮いただき、まだお受けになっていない方々へ是非お譲りくださいね。それでは、また皆様、10月8日(土)第122回研究会でお会いしましょう。